不動産エバリュエーション専門士とは，不動産流通推進センターによる資格です．同団体が認定している不動産コンサルティングマスターのなかでも，一定の分野についてさらに専門的な技能を有する者に対してその能力を認定された者に付される不動産コンサルティングマスター専門士のひとつです．
認定者は，土地や建物の各専門家の調査内容を取りまとめ判断することのできる見識・造詣を持ち、総合的な評価書を作成し，説明できる能力を有することが証されます．
ふどうさんえばりゅえーしょんせんもんし不動産エバリュエーション専門士
資格のあらまし
資格の名称
- 資格名
- 不動産エバリュエーション専門士
- よみ
- ふどうさんえばりゅえーしょんせんもんし
資格の種別
- 資格種別
- 民間資格
- 実施団体
- 公益財団法人 不動産流通推進センター
- 制度開始年
- 2019（令和元）年
実施団体である不動産流通推進センターは，不動産流通市場の整備・近代化に対する支援を行う公益法人です．不動産業に従事する人材の育成の一環として不動産コンサルティングマスターのほか不動産流通関係の資格・検定試験を主催しています．
資格の認定と更新
不動産エバリュエーション専門士修了試験に合格し，所定の研修を受講した者は，不動産流通推進センターへ登録し，認定証の交付を受けることができる．
- 認定方式
- 試験および有資格者
- 登録機関
- 不動産流通推進センター
- 有効期間
- 1年間
- 更新方法
- 2年連続で更新手続きが未完了の場合には，認定が執行する．
講習の概要
- 受講資格
- 不動産コンサルティングマスターの認定者
- 受講形態
- 集合研修
- 受講地
①プレ講座：東京，大阪
②講義：東京
③1日研修：東京
- 受講募集期間
年1回
11月頃（例年）
- カリキュラム
①プレ講座
- 建築コンサルティングの基礎
- 投資分析及び事業収支の基礎
②講義
- 1日目 不動産エバリュエーション総論 / 災害リスクと地盤調査の重要性
- 2日目 建物調査について / 既存建物に関するコンサルティング / 個人ワーキング / 収支計画案の解説
- 3日目 不動産エバリュエーション専門士の役割 / グループ討議 / プレゼンテーション / 結果発表と講評 / 修了試験
③1日研修
- 不動産エバリュエーション専門士が作成する「評価書」とは
- 不動産のデューデリジェンスについて
- 不動産エバリュエーション評価書について
- 受講期間
①1月下旬，1日間
②2月下旬，3日間
③3月中旬，1日間
- 受講料
①8,000円（税込）
②63,000円（税込）
③11,000円（税込）