相続診断士とは,相続診断協会による資格です.相続に関する様々な問題点を把握した上で,相続が円滑に行われるように専門家への橋渡しを行う役割を担います.相続診断士は,相続の基本的な知識が身についており相続診断ができることを,上位級の上級相続診断士では,相続の専門家としての知識や実務を有していることを証します.
そうぞくしんだんし相続診断士
資格のあらまし
資格の名称
- 資格名
- 相続診断士
- よみ
- そうぞくしんだんし
資格の種別
- 資格種別
- 民間講習
- 実施団体
- 一般社団法人 相続診断協会
- 制度開始年
- 2012(平成24)年
資格の認定と更新
認定講座を受講の上,試験に合格した者は,相続診断協会より認定証の交付を受けることができる.
- 認定方式
- 講習および試験
- 登録機関
- 相続診断協会
- 登録要件
- 各級の相続診断士資格試験の合格者
- 有効期間
- あり(2年間)
- 更新方法
- 相続診断士マイページからのオンライン更新,もしくは書面で手続きを行う.手続きは,有効期間の3ヶ月前より行うことができる.
講習の概要
- 講習種別
- 相続診断士
- 上級相続診断士
- 受講資格
なし
誰でも受講することができる
- 受講形態
- テキストおよび研修動画の視聴
- 講習実施団体
- 一般社団法人 相続診断協会
- 受講募集期間
- 随時
- カリキュラム
相続診断士
「相続診断士テキスト」およびその解説講義動画の視聴,練習問題によって,自主学習にて行う.テキストの概要は次の通り:
- 相続診断士
- 相続法
- 相続法(遺言)
- 成年後見制度
- 相続税
- 贈与税
- 相続財産の評価
- 取引相場のない株式と事業継承
- 相続対策
- 相続診断士とコンプライアンス
- 相続発生からの具体的実務
上級相続診断士
「上級相続診断士 知識編」と「同 実務編」のテキスト,およびその解説講義動画の視聴,練習問題によって,自主学習にて行う.テキストの概要は次の通り:
■知識編,B5版255頁
- 相続診断士
- 相続の基礎知識
- 相続税の基礎知識
- 相続税の納付税額の計算
- 贈与税
- 相続時精算課税制度
- 相続対策
- 財産評価と土地対策
- 継対策の基本的考え方と自社株評価のポイント
■実務編,B5版84頁
- 遺産分割についての事例
- 納税資金についての事例
- 相続財産の評価引き下げ事例
- 相続診断士とコンプライアンス
- 受講期間
研修動画:
- 相続診断士:6時間
- 上級相続診断士:12時間
- 受講料
- 相続診断士:38,500円(税込)
- 上級相続診断士:88,000円(税込)
いずれも,テキスト・Web講義動画・受験料・資格認定料を含む(令和2年).
試験の概要
- 試験名称
- 相続診断士資格試験
- 試験級
- 相続診断士 / 上級相続診断士
- 試験実施団体
- 一般社団法人 相続診断協会
- 受験料
講座受講料に含む
再受験は16,500円(税込)
受験スケジュール
- 試験日
通年
受験日・会場の変更は,マイページより受験日の3日前まで可能
- 試験会場
- 全国各地
- 出願期間
- 随時
- 合格発表
試験終了後,即時
試験日の約2ヶ月後に協会本部より合格証と認定証カードを発行
試験の内容
- 試験方式
- CBT方式
- 出題形式
相続診断士:多肢選択式,60問(60分)
上級相続診断士:多肢選択式,60問(90分)
- 合格基準
- 100点満点とし,70点以上で合格
お問い合わせ
制度の沿革
相続診断協会が発足 | |
第1回相続診断士資格試験を実施 | |
PCによる受験(CBT方式)を開始 上級相続診断士資格が開始(12月) |