不動産流通実務検定(スコア)とは,不動産流通推進センターによる検定です.宅建業従事者の体系的な研修の一環として,従業者の継続的な資質の向上を目指した試験です.受験者が不動産流通における「実務知識」「行動規範」「実践応用力」をどの程度身につけているかを1000点満点の得点で総合的・定量的に判定します.
推進センターは,本試験を実務の総合的な能力を客観的に計る指標として位置づけており,企業の昇進の参考指標や途中採用の参考資料として活用することを期待しています.
不動産流通実務検定(スコア)とは,不動産流通推進センターによる検定です.宅建業従事者の体系的な研修の一環として,従業者の継続的な資質の向上を目指した試験です.受験者が不動産流通における「実務知識」「行動規範」「実践応用力」をどの程度身につけているかを1000点満点の得点で総合的・定量的に判定します.
推進センターは,本試験を実務の総合的な能力を客観的に計る指標として位置づけており,企業の昇進の参考指標や途中採用の参考資料として活用することを期待しています.
上記以外にも,スコア,SCOREと称されることがあります.
実施団体である不動産流通推進センターは,不動産流通市場の整備・近代化に対する支援を行う公益法人です.不動産業に従事する人材の育成の一環として不動産流通実務検定のほか不動産流通関係の資格・検定試験を主催しています.
受験者の不動産取引における実務能力を1000点満点で採点し,その獲得点数が認定されます.受験者の平均点は開催年度により異なるものの,実務経験者でおおむね500点前後の得点分布となっています.
なし
誰でも受験することができる
年1回
11月下旬(例年)
四肢択一,150分間,100問
各問題の配点は難易度によって5〜15点に重み付けされている.
全8科目
第1回不動産流通実務検定が実施 | |
三井不動産リアルティ,東急リバブル,住友不動産販売,野村不動産アーバンネットの4社を発起人として,不動産流通実務検定推進協議会が発足 |
不動産流通実務検定の科目別出題配分の典型例を表に示します.本検定の意図は実務上の判断力の評価にあるので,不動産相談件数で常に上位にある①重要事項説明と,取引の信頼性に係る②取引の安全確保の両科目が主幹科目として設定され,全体の6割程度の割合で出題されます.③〜⑦では,準メインの科目として,事項や制度の正確な理解に基づき実務上留意すべき内容を問われます.
凡例 | 科目 | 配分 |
---|---|---|
① | 重要事項説明 | 30問 |
② | 取引の安全確保 | 30問 |
③ | 価格査定・ファイナンス | 5問 |
④ | 賃貸実務・借地借家 | 10問 |
⑤ | 建築 | 10問 |
⑥ | 不動産に関する税金 | 5問 |
⑦ | 相続 | 5問 |
⑧ | 周辺科目 | 5問 |
合計 | 100問 |
公式テキスト「不動産流通実務必読テキスト 改訂版」の記載に基づき作成
過去5年間に実施された不動産流通実務検定の平均得点および最高得点の推移を図示します.期間中(平成28年〜令和2年)の平均点の単純平均は501点です.最高点や得点分布は年によって異なりますが,例年,450〜500点の受験者が全体の4割程度を占め,650点を超える者は5%程度とされています.