防災管理者とは,大規模・高層の建築物等において,地震など火災以外の災害による被害を軽減するため,防災管理に係る消防計画を作成し,必要な業務行う責任者のことで,消防法による国家資格です.法令により,用途や階数,面積等が一定規模を超える建物には,その選任が義務付けられています.
防災管理者になる際の要件に必要な知識や技能を有していることがありますが,この要件は指定の講習課程の修了により満たすことが一般的です.
なお,防災管理対象物の防火管理業務を一元化して行う(消防法第36条)こととなるため,防災管理者になるには甲種防火管理者の資格もあわせて取得している必要があります.