木造ハウジングコーディネーターとは,日本木造住宅産業協会により行われている任意の資格認定制度です.木造住宅の営業・技術のオールラウンダーとして,顧客に的確なアドバイスをするための専門知識が一定水準にあることを証します.
資格は試験への合格によって取得します.例年,試験に先行する日程で,同協会主催の講習会が開設されており,木造住宅営業の基本から,設計・施工にわたり,広く高い知識力を身につけることができます.
木造ハウジングコーディネーターとは,日本木造住宅産業協会により行われている任意の資格認定制度です.木造住宅の営業・技術のオールラウンダーとして,顧客に的確なアドバイスをするための専門知識が一定水準にあることを証します.
資格は試験への合格によって取得します.例年,試験に先行する日程で,同協会主催の講習会が開設されており,木造住宅営業の基本から,設計・施工にわたり,広く高い知識力を身につけることができます.
上記以外にも,木造HCと称されることがあります.
実施団体である日本木造住宅産業協会(木住協)は,木造軸組工法住宅の普及と木造住宅産業の健全な発展に寄与すること目的に,1986年に設立された業界団体です.木造住宅のやその部材メーカーなどから組織されています.木造ハウジングコーディネーターの育成・認定のほか,国交省大臣登録の登録団体として,全国で既存住宅状況調査技術者の講習も開催しています.
資格の取得には,所定の試験「木造ハウジングコーディネーター資格試験」に合格する必要があります. 試験に先立って,e-learning方式による講習会が用意されており,試験と対応する内容のカリキュラムを学ぶことができる.
あり
初回は3年,以降5年毎に更新が必要
●営業編
●技術編
■講習会(テキスト代含む)+試験 会員:38,500円 非会員:52,800円
■講習会のみ 会員:25,300円 非会員:35,200円
(いずれも税込,2019年の場合)
あり
受験する年の4月1日現在で満18歳以上
いずれも2019年度の場合
過去5年間に実施された木造ハウジングコーディネーター資格試験の受験者数,合格者数および合格率の推移を図表に示します.近年の受験者数は減少傾向にありますが,依然,数百人規模の受験者数があります.合格率は例年80%程度の高水準にあります.
試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2020年度 | 432人 | 332人 | 76.9% |
2019年度 | 543人 | 437人 | 80.5% |
2018年度 | 688人 | 534人 | 77.6% |
2017年度 | 830人 | 663人 | 79.9% |
2016年度 | 735人 | 583人 | 79.3% |
(一社)日本木造住宅産業協会の発表に基づき作成
過去5年間に実施された木造ハウジングコーディネーター資格試験における合格基準点(合格に必要な最低点)の推移を図示します.期間を通じて合格点はほぼ70点で安定して推移しています.